🔵🔧kato 306-1 EF58 茶小窓 多摩川國民操車場 全般検査依頼作業
多摩川國民操車場 全般検査依頼作業 入場から
出場 試運転までです 写真は試運転時のものです
開放テコのステーが変形してました。
1982年製造位なので 40年経って居ますがモーターも調子は良いです。
走行異音との依頼で 当車両センターに入場致しました。 走行試験を行いました ギヤ鳴りが確認出来ましたが 暫く放置状態との事で 全検整備に成りました
入場時の写真です 車輪に艶も無くモーターまでの通電も悪く 先に電球タイプの前照灯が点灯します
全体的には車体の痛みは無く外観は程度が良い状態でした
握り棒が有りませんが 先台車の片側エンドには
取付の穴が有ります
片側エンドには握り棒の穴が有りませんでした
どうしてかは 判りません。
車体を外して 始めます 車体の裏側に306刻印が有ります
前照灯は当然 品番306の3桁ですから電球タイプです プリズムが有ります
動力車ユニットには303の刻印が有ります
303は初期EF57ですから ユニットはEF57の物を使用しています 本来は先台車の上にデッキが有りますが 流線型後のEF58ですから樹脂部品で運転台部分が別部品で取付けて有ります 初期のEF58もデッキが有る車体でしたが 流線型に成りデッキタイプの車体はEF13に使われました。
ユニットを分解して台車を外します 先台車も外します
先台車は303と刻印が入った丸い穴の中に2つの爪が
有り縮めれば外れます
これが爪です ピンセットで縮められますが
樹脂部品ですから取扱は注意が必要です
動力車台車は前後に爪が有ります 台車枠(ダイキャスト製)を内側に縮めながら上に持ち上げれば樹脂の台車から外れます
車輪磨きから始めます 3軸ですが動輪は前よりの2軸でが 集電は3軸で行ってます
車軸から直にダイキャストに通電しますので
軸の当る所を磨きます 上側は磨いて有り
下側は行ってませんので違いが判ると思います
先台車の車輪も磨きます 先台車の重りとして
ダイキャストを外します 303と刻印が有る部品です
2箇所の爪で固定されてます
動力台車を組立ます
上側が完成です 車輪の輝きが違います
この写真の方が違いが判ると思います
腰下が完成しました。
始めに台車の接触する部分を磨きます
モーターとの接点も磨きます
モーターは 旧GM5モーターで粘り有る5極タイプです モーター手前の通電分も磨きました 輝きで判ると思います
モーターに白いペイントが下側に成ります
各シャフト軸受に24-021 ユニクリーンオイルを指します ウォームギヤにはタミヤセラミックグリス塗ります モーターとシャフトの部分も同じくセラミックグリスです ダイキャストL Rを合わせながら台車を組立てます
分解するのと逆にすれば 完成です
車輪の輝きが違います
反対側もです 先台車車輪も磨いたのは線路が汚れますし 良く見えるからです
完成しました。 構内試運転です
その前に当センターに当時の資料が有りました
1982年9月1日発行と有りました。
EL栄光の旧形電機 21ページ
306-1ですね ざっと40年選手です
kato 3020-3 EF58 上越形 茶 306-1と走行比較
今回はこの辺で失礼致します。
最後まで御覧頂きありがとうございました
忘備録としても活用して居ます。